インフィニオンは、EVやHVのコスト圧縮に寄与できるというHV・EV用の汎用パワーモジュールを出展した。
日産自動車がEV『リーフ』の値下げを敢行するなど、EVやHVのコスト圧縮は、拡販における喫緊の課題となっている。
インフィニオンが出展したパワーモジュールはすでに海外自動車メーカーへの導入実績がある。国内自動車メーカーは、車両ごとにパワーモジュールをカスタマイズした形で作り上げることが多いが、インフィニオンは汎用性のあるパワーモジュールにより、ここにかかる総コスト圧縮が可能になるという。
今回は直接水冷が可能なパッケージもラインアップ。同社は、チップだけでなくパッケージを含めた提案を行なう。
オートモーティブ事業部の黄博淵セールスダイレクターは「当社はIGBTの今後の需要を予測し、他社に比べ一度に大きな投資を行なっています。汎用パワーモジュールの生産はドイツで行なっていますが、量産効果によるコストメリットの追求を継続しており、競争力の向上を図っています」とした。