ナザ・グループはロシアの商用車メーカー、カマズと共同で、マレーシアにおけるカマズ車の組み立て事業を行う計画だ。了解覚書(MoU)の調印が予定されている。
ロシア連邦のタタルスタン共和国における投資に関するセミナーに出席したムスタパ・モハメド通産相が明らかにした.
マレーシアで生産したカマズ車のトラックは国内市場および東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向けとなるという。ナザ・グループはタタルスタンにおいて事業を開始する計画だ。タタルスタンではマレーシア企業4社が既に事業を行っている。
タタルスタンの人口は380万人。投資環境が良好で、今後の成長ポテンシャルが高いという。農業や機械、製造業、建設業が盛んだ。マレーシア政府はタタルスタン投資開発庁と共同で、同国への投資促進に向けて活動を行う。
2012年第1−3四半期のタタルスタンにおけるマレーシア企業の投資額は56万8,000米ドル(170万リンギ)だった。2011年の投資額は95万米ドルだった。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・スター、1月10日)