米国ユニシスの気象レポートによると、ハリケーン「フレダ」は2012年12月28日に南太平洋の上空に熱帯の嵐として形成され、次の日には熱帯低気圧となった。
12月31日にはアメリカ合衆国海軍のジョイント・タイフーン・ワーニング・センター(JTWC)が、フレダはニューカレドニアのヌーメアの北西約465海里(860km)に位置しているとレポートした。嵐は最大風速105ノット(秒速約54m)と最大瞬間風速130ノット(秒速約67m)を記録。
NASAのテラ人工衛星に搭載された、モデレート・レゾリューション・イメージング・スペクトロレディオメーター(MODIS)が12月30日に、フレダの目がニューカレドニアの北西端沖上空をさまよう様子を示すこのナチュラルカラーのイメージを捉えた。嵐の雲はニューカレドニアとバツアヌまで広がっていた。
12月31日に発行されたJTWCの天気予報マップは、嵐が南東に向きを変える前に、南向きの動きを維持していたことを示していた。風のスピードは、続く72時間内に減少することが予想されていた。