天使降臨…恒星誕生の神秘

宇宙 科学

輝く星々とガス、そして塵が織り成す天使が大きく翼を広げたように見えるイメージは、まさに宇宙への憧憬と畏怖を感じずにいられない。

NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡がとらえたこのイメージは、シャープレス2-106(S106)と識別される星の形成する地域である。中心部の星は我々の太陽の15倍の質量を持ち、その形成の最終段階にある。

中心から両側に広がったブルーに輝く翼は、星から吐き出された超高温の水素ガスでできた双子のローブによって作られている。このあたりの温度は10,000度に達し、星間空間の冷たい背景幕と対比させる。イメージに赤く現れる冷たい帯状の塵は、中心の星をほとんど霞ませているが、塵を通して覗き見ることができる。そのぼんやりとした光は細かい塵の粒を反射し、青い翼があたかも赤い血管を持っているような姿を作り出している。

S106は地球から白鳥座に向かって2,000光年の距離にあり、全長約2光年の幅を持つ。
《河村兵衛》

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