マレーシア経営者連盟(MEF)が201社を対象に行った新卒採用時の親の関与に関する調査で、「一定頻度ある」は45.7%、「時々ある」の22.6%、「よくある」の1.2%を合計すると69.5%に達し、親の過干渉が当たり前となっている状況が明らかになった。
採用過程における親の関与の内容では、「子供の履歴書送付」が60.4%でトップ。これに「会社情報の入手」が50.4%、「就職説明会に同行」が40.3%、「面接のアポ取り」が25.2%と続いた。「面接に付き添う」も13.7%に上った。
親の関与が採用決定に影響を及ぼさないと回答した企業が63.1%と効果はいまいちのようだが、こうした親の関与状況を監視していない企業は54.2%と過半数を超えており、大きなマイナスには働いてないようだ。
さらに不採用になった場合、「抗議してくる」は11.5%あった。また就職が決まってからも、「給与や待遇などの交渉などに関与」は22.3%、「昇進を働き掛ける」は43.9%に達した。