NASAが現在火星の表面を探検中であるローバー・キュリオシティが、どのようにして単独でドライブしているのかを説明するアニメーション・ビデオを公開した。
それによると、まず初めにローバーはジョイスティックで動いているのでは無いことを明らかにし、ローバーが行動を開始する前にエンジニアが夜を通してコマンドを入力し、次の日にローバーがどこへ向かうかの指示を受けて動いていることが解説されている。
地面の状態によって、ローバーは2つの運転オプションを選択する。エンジニアは、例えば5メートル前進して、右に90度ターンするといった具体的な指示を出すことができ、ローバーはそのコマンドにしたがって動く。
または、安全と判断できる状況であれば、エンジニアはローバー自身の判断に任せて運転させることもできる。それにはオート・ナビゲーションをオンにして、前方に見える岩のところまで安全なルートを探して移動するといったコマンドを送り、ローバーは人間の目のような2つのカメラを使って大きな岩や、急激な坂道などの危険性があるものを3D映像でとらえ、マッピングを行ってからコンピューターで解析し、最も安全なルートを選んで前進する。
ローバー・キュリオシティは任務を完了した後、エンジニアに火星の新しいスポットの画像データを送信する。