三菱自動車は、2013年1月11日より、ミニバン初となるクリーンディーゼルエンジン搭載車『デリカ D:5クリーンディーゼル』を発売する。
「かつてデリカのディーゼル比率は8割オーバーで大半のユーザーがディーゼルに乗っていました」と述べるのは、同社広報部商品広報グループの木内隆氏。その価格はだいたいガソリン車に対し、約20万円高だったという。
そして、今回はおおよそ30万円高となり、「ざっくりとしたイメージですが、ディーゼルエンジンが20万円高、そこに、クリーンディーゼル代が10万円くらい」と話し、「このようなイメージで考えるとお得に感じてもらえるのではと思います」とする。
他車でのディーゼル車とガソリン車の差異は、「『パジェロ』は44万2千円。他のメーカーでも38万円から67万9千円ほども違うので、十分魅力に感じてもらえる価格だと思っています」(木内氏)。
では、なぜそれが実現できたのか。「極力シンプルに作ることで実現しました。2.2リッターのクリーンディーゼルエンジンは、欧州で売っている『アウトランダー』ですでに実績があります。このエンジンの、燃費性能、排ガス性能、動力性能などを、SUVスタイルのクルマから、約2トン弱のミニバンに積むにあたり、設定を最適化したのです」と説明した。