【プトラジャヤ】 東部回廊経済圏(ECER)は2007年から今年11月までに370億リンギの投資を誘致し、3万人分の雇用を創出した。
ナジブ・ラザク首相が、15日に開かれた東部回廊経済圏(ECER)の会議の開会スピーチで明らかにした。
今年の投資誘致目標は100億リンギだったが、すでに120億リンギに達した。物流業が37.5%、観光業が27.0%、製造業が16.8%、不動産業が10.4%、農業が8.3%を占めた。
政府はこれまでに第9次マレーシア計画(9MP)と第10次マレーシア計画(10MP)のもとで、260億リンギを割り当て、80件に上るプロジェクトが実施された。
今年は米国の再生可能化学品・バイオ燃料メーカーのジーヴォが、トレンガヌ州の「ケルティー・バイオポリマー・パーク」においてアジア最大規模となるバイオリファイナリー(バイオ精製所)を建設すると発表しており、19億6000万リンギの投資を誘致した。パハン州の東海岸に建設予定のマレーシア・中国クアンタン工業団地(MCKIP)は、75億リンギの投資を誘致し、2020年までに5500人分の雇用を創出すると見込まれている。東海岸経済地域開発委員会(ECERDC)のジェバシンガム最高責任者は、着工式は来年の第1四半期を予定していることを明らかにした。