天然ゴム生産主要3カ国、輸出削減方針維持で合意

天然ゴム生産世界トップ3位のタイとインドネシア、マレーシアは、タイのプーケットで開かれた会合において輸出削減の方針を維持することで合意に至った。

エマージング・マーケット 東南アジア

天然ゴム生産世界トップ3位のタイとインドネシア、マレーシアは、タイのプーケットで開かれた会合において輸出削減の方針を維持することで合意に至った。

ゴム価格は2011年2月の記録的な高値と比べて半分以下の水準となっている。タイ産の輸出グレードゴム「RSS3」の価格は1キログラム当たり3.10米ドルとなっている。2011年2月の価格は6.40米ドルだった。

3カ国は8月に、輸出量を30万トン削減することで合意、10月1日から来年3月末までの期間、輸出量を削減し需給を引き締めることで価格を持ち上げる取り組みを行っている。タイは15万トン、インドネシアは10万トン、マレーシアは5万トンの削減を行う。

3カ国は、域内の天然ゴム産業を開発するための計画を練っており、10年間に渡るアクション・プランを近く発表する予定だ。

伊藤 祐介

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