マレーシア、イスカンダル地域で低炭素社会を推進…累計投資は1千億リンギを突破

ナジブ・ラザク首相は11日、ジョホール州南部の開発計画「イスカンダル・マレーシア」における「イスカンダル・マレーシア低炭素社会(LCS)青写真」を発表した。ナジブ首相は、イスカンダル地域への関心が高まるきっかけとなるとの見解を示した。

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ナジブ・ラザク首相は11日、ジョホール州南部の開発計画「イスカンダル・マレーシア」における「イスカンダル・マレーシア低炭素社会(LCS)青写真」を発表した。ナジブ首相は、イスカンダル地域への関心が高まるきっかけとなるとの見解を示した。

LCS青写真は11月30日、カタールのドーハで開かれていた国連気候変動会議(COP 18)で発表された。「イスカンダル・マレーシア」内の二酸化炭素排出量を2025年までに50%削減することを目指す。地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)が中心となり、国際協力機構(JICA)や京都大学、マレーシア工科大学(UTM)などが共同で推進する。

青写真に盛り込まれた12の指針を、2013年第1四半期から実行する。フェルダ・タイブ・アンダックで低炭素村を設立する他、建築環境総合性能評価システム(CASBEE)を利用して「イスカンダル・マレーシア」の環境性能を評価する。また、イスカンダル・マレーシア・スマート・シティーの開発を行う。既に「イスカンダル・マレーシア」の開発推進母体、イスカンダル地域開発庁(IRDA)は、日本企業数社との間で協議を行っている。

千田真理子

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