小学生3人をひき逃げ、当初は「欄干に当たった」と否認

自動車 社会 社会

27日午後3時15分ごろ、宮崎県えびの市内の市道で、下校のために橋上を歩いていた小学生の男児3人が、対向してきた軽トラックにはねられる事故が起きた。3人は重軽傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に75歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

宮崎県警・えびの署によると、現場はえびの市小田付近にある加久藤橋で、車線区別の無い幅員約5mの直線区間。歩道は設置されていない。8歳の男児3人は下校のために道路右側の路肩を歩いていたが、対向してきた軽トラックに次々とはねられた。

この事故で1人が頭部強打や骨折で意識不明の重体。2人は頭部などを打撲する軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

その後、同市内に在住する75歳の男の家族から「事故を起こしたようだ」と通報があり、これを受けて駆けつけた同署員が衝突痕を確認。男に任意同行を求め、28日に自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「欄干にぶつかったかもしれない」と容疑を否認していたが、その後に「買い物帰りに事故を起こして逃げた」などと容疑を認める供述を行っているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV