電動車いすで横断の男性、はねられて死亡

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27日午前9時20分ごろ、熊本県宇城市内の県道で、電動車いすで道路を横断していた75歳の男性に対し、交差進行してきた軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。徒歩で一緒に横断していた72歳の女性も骨折の重傷を負っている。

熊本県警・宇城署によると、現場は宇城市松橋町砂川付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。75歳の男性は電動車いすに乗った状態で、72歳の女性は徒歩で道路を横断していたが、交差進行してきた軽乗用車にはねられた。

クルマとの衝突で電動車いすは転倒。男性は近くの病院へ収容されたが、複数箇所の骨折などが原因で約9時間後に死亡。女性も胸部骨折の重傷を負った。警察はクルマを運転していた同市内に在住する44歳の女性から自動車運転過失致死傷容疑で事情を聞いている。

2人はセンターライン付近ではねられており、警察ではクルマ側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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