三菱重工業は、冷熱事業本部・松阪工場がゼネラル・モーターズの「GMサプライヤー・クオリティー・エクセレンス・アワード2012」に選出されたことを発表した。同賞はGMが品質に優れた世界の自動車部品調達先企業の事業所を表彰するもので、今回が第1回目。松阪工場はカーエアコン関連部品で高い評価を得た。今回行われた日本での表彰式では、2011年7月から2012年6月末までの1年間に、品質面で極めて高い水準を達成した日本国内19社30拠点が選ばれ、カーエアコン関連では同社松阪工場のみが表彰された。同社は1997年からGMにカーエアコン関連部品を納入しており、特に電動コンプレッサーは多数の納入実績を持つ。納入品質の良さ、納期遵守などが評価のポイントとなった。GMは近年、製品の品質向上に力を注ぐとともに、アジアなどの新興国市場での製造・販売を急速に拡大しており、日本の部品メーカーからの調達も増大しつつある。新しい表彰制度の背景にはこうした事情もあり、GMでは日本の調達先との共存共栄を目指している。
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