ヤナセ通期決算…新車販売好調で4期ぶりに売上高3千億円台を回復

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ヤナセが発表した2012年9月期連結決算は、売上高が前年同期比13.6%増の3135億2000万円と、4期ぶりに売上高3千億円台を回復した。

新車販売ではメルセデスベンツが同25.7%増の2万2187台と好調。全ブランド合計で同21.0%増の2万9843台となった。中古車販売は同14.4%増の2万5332台と堅調に推移した。

収益では、新車販売の好調な推移と、中古車を含む車両販売実績の伸長に伴うタイヤ、アクセサリーの周辺商品や保険、カーケアなど、利益貢献度の高いバリューチェーン事業の伸長が、利益水準を押し上げ、営業利益は同39.8%増の88億9500万円、経常利益は同87.7%増の54億9900億円、当期純利益は同133.9%増の31億0100万円となった。営業・経常利益は3期連続、当期純利益は2期連続の増益。

財務面では、新車販売拡大に伴う在庫金額増加や、新社屋建設、拠点新設・移設に伴う設備投資の資金需要が発生したが、事業運営コストの見直し・削減への取り組みやキャッシュフロー重視経営の徹底が成果を挙げ、有利子負債残高を前期末772億円から当期末680億円まで約92億円圧縮し、自己資本比率は1.4 ポイント上昇の15.7%となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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