VTホールディングス、ディーラー買収資金調達に向けて新株予約権を発行

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VTホールディングスは、国内外自動車販売店の買収資金を準備するため、UBS AG・ロンドン・ブランチを引受先とする第4回新株予約権を発行すると発表した。

今回発行する新株予約権は3000個で、発行価格は1個当たり2400円で総額720万円。行使価格は1200円の固定。新株予約権1個当たり1000株で今回発行分の潜在株式数は300万株となる。

今回発行する新株予約権が全て行使された場合、VTホールディングスは約36億円の資金を調達することになる。

VTホールディングスは、中核事業である自動車販売関連事業を拡大するため、ディーラーの買収や資本提携を積極的に進めてきた。2000年以降、ホンダ自販名南、ホンダベルノ岐阜、中京ホンダ、ホンダ新知多と、相次いでホンダ系のディーラーを買収した。2006年以降は特定の仕入先への依存度を分散化させることと事業規模の拡大を目的に、長野日産自動車の買収を皮切りに日産系のディーラーを相次いで傘下に入れ、現在までに日産系のディーラー4社を子会社に持つ。

更に最近では南アフリカや英国のディーラーも買収するなど、国内外で事業を拡大している。同社では今後も、ディーラーのM&Aを積極的に手掛けていく方針で、突発的に生じるM&Aに対応するため、今回第三者割当による新株予約権の発行を決めた。

また、新株予約権が全額行使されなかった場合のM&A資金については、手元現金と銀行借入れで対応できる状態にあるとしている。

《レスポンス編集部》

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