米国の自動車大手、フォードモーターは10月30日(日本時間10月31日未明)、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー12において、『マスタング コブラジェット コンセプト』を初公開した。
同社は2008年、『マスタング』をベースにしたドラッグレース参戦マシン、「コブラジェット」を発売。2台が直線で加速性能を競う米国の人気モータースポーツ、ドラッグレースの参加者に支持されてきた。
今回のSEMAショー12で披露されたマスタング コブラジェット コンセプトは、その最新バージョン。現時点ではコンセプトカーだが、近い将来、米国市場へ投入される予定だ。
そのハイライトはエンジンの変更。従来のコブラジェットは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを基本に、過給器なしの自然吸気版とスーパーチャージャー版が選択できた。
スタング コブラジェット コンセプトでは、5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを、2個のターボチャージャーで過給。現時点ではスペックは公表されていないが、フォード自慢の直噴ターボ、「エコーブースト」仕様になることが決定している。