スズキ、米子会社が破産申請…米四輪事業から撤退へ

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スズキ・グランドビターラ(日本名:エスクード)
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米国において、四輪車の新車販売の減少が続いていたスズキ。同社が、米国四輪市場から撤退することが分かった。

これは11月6日、スズキが発表したもの。同社の子会社のアメリカンスズキモーターが取締役会において、四輪車販売事業からの撤退および二輪車・ATV、船外機事業への集約を実施するにあたり、米国連邦破産法第11章に基づく更生手続を申請することを決議したのだ。

アメリカンスズキモーターの負債総額は、3億4600万ドル。このうち、1億7300万ドルは、日本のスズキ本社など、スズキグループに対する債務だ。

米国で四輪車販売事業から撤退する理由について、アメリカンスズキモーターは、「四輪車販売事業の採算性を確保・維持していくことは極めて困難。二輪車・ATV、船外機については引き続き販売増加と収益拡大が可能と判断した」と説明。さらに、「将来有望な分野で効率よく事業拡大と収益改善を進めるために、採算が見込めない四輪車販売事業から撤退して、全ての経営資源を二輪車・ATV、船外機に振り向ける」とコメントしている。

なお、四輪車販売事業からの撤退後も、現地でのアフタサービスやパーツ供給は、継続していくという。

《森脇稔》

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