アブダビGPの舞台は、中東のヤスマリーナサーキット。初日のフリー走行は、マクラーレンのハミルトンが、2回目はレッドブルのベッテルがトップタイムをマークしている。
全長5.554kmの最新トラックは、中低速コーナーを抜けると、ランドマークとなっているヤスホテルの真下をくぐり抜けるユニークなレイアウトだ。2本のロングストレートがあるため、サーキットのほぼ55%をフルスロットルで走り、平均速度は190km/h前後となる。
T7とT8を結ぶロングストレートは1.2km近くあり、約14秒間のフルスロットルで310km/hに達する。アブダビはロングストレートでハイギヤードの7速が必要な一方で、右周りセクションのコーナー間加速にクロスレシオが求められるため、ギヤの選択は少々厄介だ。