東京ガスと昭和シェル石油が出資する扇島パワーは、「扇島パワーステーション」の3号機の建設を決定した。
扇島パワーステーションは、クリーンエネルギーである天然ガスを利用し、省エネルギー性に優れたガスタービンコンバインドサイクルで電力を供給する天然ガス火力発電所。1号機と2号機で現在、約81万4000kWの発電能力を持つ。
扇島パワーステーション3号機は、ガスタービンコンバインドサイクル発電で、11月に建設に着手し、2015年度中の運転開始を目指す。3号機は、最高効率約58%(低位発熱量基準・発電端)、発電能力約40万7000kW。3号機の運転開始時には、扇島パワーステーションの発電能力は約122万1000kWとなる。
東京ガスは、国内発電事業を2020年までに300~500万kW(他社持分含む)に拡大する目標を掲げている。
昭和シェルグループは、20万kW規模の卸電力事業(IPP)に始まった電力事業を、今回の3号機の増設を通じて、エネルギーソリューション事業の分野で太陽電池事業と並ぶ柱として強化する。