鈴鹿サーキット誕生から50周年を迎えた今年、日本GPが開幕した。初日のフリー走行1回目はバトンがトップ、フリー走行2回目はウェーバーが奪った。
スパやモンツァが1ラップに占めるフルスロットルの割合の高さを特徴とするなら、鈴鹿サーキットはドライバーを試す連続コーナーと高速セクション、そしてヘアピンが特長だと言えるだろう。
最大回転数のフルスロットルで駆ける区間は、130Rコーナーなど1周のかなりの割合を占めている。これは事実上1250mのロングストレートで、スピードは320km/hに達する。高速S字はシルバーストーンのマゴッツとベケッツに良く似ているが、上下ピッチの顕著な変化を伴う点が独特だ。S字入り口のT3アプローチスピードは大体245km/hで、S字出口までほぼこのままの速さが保たれる。約15秒間、4速か5速が連続する。
さて、この比類なきドライバーズサーキットを日曜日の決勝で制するのは、どのトップドライバーだろうか?