日本GPの注目はチャンピオン経験者たちだけではない。今年のグランプリを制してきたドライバーたちに混じって、何といっても小林可夢偉の善戦に期待せずにはいられない。
ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
2011年日本GP 予選23位、レース10位
「前回シンガポールGPでは久しぶりに良い結果が出せたから、これが僕とチームの上昇カーブの始まりであって欲しいと願っている。いち早く、最新のエアロパッケージの性能をフルに引き出す仕事に取り掛かりたいよ」
「鈴鹿は、そのユニークなレイアウトや巧みなコーナーの組み合わせからF1ドライバーなら誰だって大好きな素晴らしいサーキットだ。F1に対して限りない情熱を持つ日本のファンとの再会が楽しみだし、彼らのサポートはいつだって熱狂的だからね」
マーク・ウェーバー(レッドブル)
2011年日本GP 予選6位、レース4位
「ドライブして本当に楽しめる日本のレースでもう一度トップリザルトを出したいという思いで一杯だ。このところレッドブルは予選の調子があまり良くないので、土曜日を克服しなければいけないと思っている。まずこの点に努力を集中し、これが上向けば、グランプリが終わったときのポジションも上向くだろう」
「もちろん、鈴鹿サーキットのコーナーの連続は素晴らしい。常に正確にラインを選び、リズムに乗ることが重要だ。ドライバーにとって気の抜けないチャレンジが始まるんだよね!」
パストール・マルドナド(ウィリアムズ)
2011年日本GP 予選14位、レース14位
「日本に行くのが本当に楽しみでならない。パドックの全員が鈴鹿のレースを待ち焦がれている。日本のF1ファンは世界最高で、僕たちを暖かく歓迎してくれるからね」
「F1に残る最も伝統あるサーキットという意味でも鈴鹿のドライブは楽しみだ。高速コーナーのコンビネーションは、最大級のダウンフォースを経験させてくれる。ドライバーにとって、とてもチャレンジングな週末になることは間違いないよ」
小林可夢偉(ザウバー)
2011年日本GP 予選7位、レース13位
「もちろん鈴鹿はホームレースですからとても楽しみにしています。きっとザウバーは鈴鹿では有利だし、日本GPにはC31のニューパーツも用意しています。僕には皆さんが見守る目の前で上々のリザルトが出せるという自信もあります」
「去年はグリッド7位でしたが、スタートで失敗して結果は13位フィニッシュでした。日本のF1ファンは素晴らしい。雰囲気といい空気といい、いつも皆さんの強力なサポートを感じます。でも、日本のF1ファンは日本人の僕だけを応援しに来ているのではなくて、真のF1ファンであることが逆に僕にはとても誇らしいのです。雨が降ろうとも早朝からファンが待ち続けるサーキットなんて他にはありませんよ」
「鈴鹿サーキットそのものも特別です。ほとんどのサーキットは20周か30周も走ればすべてが理解できるし、それだけ走った頃には飽きてしまうようなサーキットもあるけど、鈴鹿だけは別なんです。何百周走っても常に学習と改善が続くんですよ」