STマイクロエレクトロニクスは、新プロセスを採用した16V CMOSオペアンプ「TSX56シリーズ」を発表した。
高度な16V CMOSの製造プロセスを活用して開発されたオペアンプ(演算増幅器)は、既存製品よりも小さい入力オフセットと優れた長期安定性を実現。さらに新プロセスにより、チップサイズを小型化し、リードレス表面実装タイプの超小型パッケージでの提供を可能にした。また、省電力化を図ったことで、バッテリや太陽光で駆動する機器などに最適な仕様となっている。
新製品は、静電気破壊(最大4kV)に対する保護が強化されている他、-40度から125度までの温度範囲で動作するため、産業・車載機器の過酷な環境でも使用可能。STは、車載用規格に準拠するこれらの製品を2013年に発表する予定。
TSX56シリーズは現在量産中。単価はパッケージによって異なり、1000個購入時で約0.5米ドル(約39円)から。