サイドブレーキ掛け忘れで滑走、4歳児が外壁に挟まれる

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22日午前11時30分ごろ、神奈川県横浜市瀬谷区内の市道で、停車していた乗用車が運転者不在のまま坂道をバック。約20m先で4歳の男児をはねる事故が起きた。男児はクルマと住宅の外壁の間に挟まれ死亡。警察は運転していた31歳の女を逮捕している。

神奈川県警・瀬谷署によると、現場は横浜市瀬谷区宮沢付近。車線区別のない幅員約4.5mの緩やかなカーブで坂道。乗用車は坂道を登りかけた状態で停止していたが、運転者が降車したところ、そのまま後方へ滑走を開始。4歳の男児に衝突し、そのまま約20mに渡って押し出すように進行した。

男児はクルマと住宅の外壁に挟まれて全身を強打。近くの病院へ収容されたが、約1時間30分後に死亡した。警察はクルマを運転していた同区内に在住する31歳の女を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男児死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

調べに対して女は「死亡した男児が飛び出してきて、急ブレーキを掛けた。後部座席に同乗していた自分の子供が体勢を崩したので、様子を見るために降りたらクルマが動き出した」などと供述しているようだ。警察ではサイドブレーキを掛け忘れた可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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