【スズキ ワゴンR 試乗】小さな積み重ねが大きなエコに…島崎七生人

試乗記 国産車
スズキ・ワゴンRスティングレー
  • スズキ・ワゴンRスティングレー
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予備知識なく運転席に座った瞬間、「見晴らしが相当よくなった」と感じた。試乗後、開発者に尋ねるとインパネを20mm低く、20mm前出しし、サイドウインド下端も15mm下げたという。着座位置は変わらない(後席は座面と天井を20mm下げたという)から、相対的に視界の広いクルマになったという訳だ。

乗用車ライクなインパネは、軽量化のため樹脂の薄肉化を図ったそうだが、質感にネガは感じない。70kgもの軽量化のおかげで、NAモデルでも加速感は軽快だ。これがターボの「スティングレー」になると、手の内で楽しめる痛快な力強さが味わえる。

スティングレーはスタビライザー付きで、15インチならステアリングの重さも適度にあり、安定感も高く、思いのままに走らせていられる。回生ブレーキ、アイドリングストップは短い試乗時間内でも作動が確認でき、実生活でガソリン節約にせっせと貢献しそう。

蓄冷材でエンジン停止時も冷風を長く室内に送る「エコクール」も、エアコン吹き出しに手をかざし確かめると(試乗日の外気温は31度)、かなり頑張って冷風を送り続けてくれる印象だった。 

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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