灰皿を見ていて横断者をはねる、ひき逃げ容疑で少年逮捕

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8月30日午前5時20分ごろ、京都府宇治市内の府道で、徒歩で横断歩道を渡っていた81歳の女性がワゴン車にはねられる事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡したが、クルマは逃走。警察は後に19歳の少年をひき逃げ容疑で逮捕している。

京都府警・宇治署によると、現場は宇治市南陵町付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。81歳の女性は徒歩で道路を横断していたが、交差進行してきたワゴン車にはねられたものとみられる。

女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約4時間後に死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始した。

同日の夕方になり、同市内に在住する19歳の少年から「ひき逃げ事故を起こした」と警察に連絡があり、同署員が衝突痕のあるクルマを確認したことから、この少年を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して少年は「タバコを消そうと灰皿に目を向けたときに事故を起こした」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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