8月25日・26日の2日間、静岡県浜松市で開催されたイベント「バイクのふるさと浜松2012」において、地元のバイク愛好家が所有するメグロ、ライラック、ブリヂストンなど、昭和30年代まで存在した国内2輪メーカーのバイクが計10台展示された。
浜松で創業した丸正自動車製造のライラックは、当時耐久性に難のあったチェーンではなくシャフトドライブにこだわるなど、独創的なメカニズムで人気があった。
この『LS-38ランサーマークV』(1959)は、ドイツのビクトリア・ベルグマイスターを範とした縦置きV型2気筒エンジンを採用(モト・グッツィよりも先)。排気量は250ccで、ツインキャブレターやゼッケンプレートを備えたスポーティな仕様になっている。