韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズは8月22日、スロバキア工場において、新型『シード スポーツワゴン』の生産を開始した。
『シード』は、欧州Cセグメントに投入されているキアモーターズの主力コンパクトカー。新型は2世代目にあたり、親会社のヒュンダイ『i30』のプラットホームをベースに開発された。
そのワゴン版として、2012年3月のジュネーブモーターショー12でデビューを飾ったのが、新型シード スポーツワゴン。5ドアをベースにリアのオーバーハングを延長。使い勝手を追求したラゲッジスペースを備えた。荷室容量は通常状態で528リットル。後席を倒せば最大1642リットル(いずれもVDA計測法)に拡大する。
8月22日、スロバキアのジリナ工場において、新型シード スポーツワゴンの量産第一号車がラインオフ。同工場では2012年1-7月、前年同期比11%増の16万7000台を生産。同社はスポーツワゴンが加わることで、同工場の2012年の年産台数が28万5000台に到達すると予測している。
キアモーターズスロバキアのEek-Hee Lee社長兼CEOは、「シード スポーツワゴンはキアの欧州ラインナップにおける重要な追加車種。欧州の顧客に支持されるだろう」と語っている。