東芝ソリューションは、「使用電力見える化クラウドサービス」を凸版印刷の相模原工場に導入し、稼働を開始したことを発表した。
同サービスは、東芝および東芝ソリューションが2011年5月に発表した「電力見える化クラウドサービス」に、グラフ表示機能、解析機能、ユーザー支援機能の3点を追加。節電に向けたPDCAサイクルを回し、省エネへの効率的な対応を可能とする。
凸版印刷・相模原工場では、2011年9月に「使用電力見える化クラウドサービス」導入を決定、2012年4月末に稼働を開始した。同工場では、サービス活用のため、300接点に電力量計や電力量センサーを設置。電力の使用制限のクリアだけでなく、リアルタイムに使用電力を把握することで、「使用電力量の削減」と「省エネ推進によるコスト最適化」を実現している。
同サービスでは、設置した箇所ごとの使用電力量の一覧表示や電力デマンドグラフをWeb画面で表示。必要な情報をリアルタイムで把握し、関係者との情報共有を可能とする。さらにデータの収集と管理により、電力の使用状況に応じた操業の最適化を実現するほか、アラームやレポート、データ出力機能などにより、それぞれのセンサーの設置箇所の電力使用状況を把握することで、的確な対策を実施することができる。