8月10日から北京で開催中の中国チューニングカー展示会 ALL in TUNING 2012。
同敷地内では、プレスやメディア、業者に向けたフォーラムが開かれ、そこでACシュニッツァーChina Region General Agentのヤン・ダン氏による中国のチューンング文化における同ブランドの戦略が語られた。
日本ではBMWのコンプリートカー販売や各種カスタマイズパーツの製造で知られるACシュニッツァーだが、ダン氏によれば、中国に進出したのは2009年で中国での認知度はまだ低いという。中国におけるカスタムやチューニングは、法律や規制の面で未だグレーな部分も多く、日本同様車検の存在がハードルを高めている。更に、偽物やコピー品を低品質と捉える中国人の性質上、純正の状態を変更することに抵抗感を持つ彼らにとって、訴求するにはやるべきことが多いと同氏は語った。
「ドイツでコンプリートカーを製作してから中国に運ぶことで、車検には通ります。また、様々なチューニングパーツを販売していますが、お客様には何が低品質で高品質かわかりません。そこで、品質をチェックする機関や仕組みを作り、我々の扱う商品品質が高いことを証明します」と法整備と機関作りから始め、ブランド力のアピールから初めて行きたいとヤン氏は語った。
また、中国のチューニングビジネスは可能性を秘めており、同ブランドのような大型の改造業者は積極的にビジネスに関わり、市場を拡大していくべきだとした。