クライスラーグループは7月30日、2012年第2四半期(4‐6月)の暫定決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は167億9500万ドル(約1兆3120億円)。前年同期の136億6100万ドルに対して、23%増と大きく伸びた。
また純利益は、4億3600万ドル(約340億円)と、四半期としては5回連続で黒字を計上。前年同期実績は、3億7000万ドルの赤字だったから、黒字転換を果たした形だ。
好決算となった要因が、新車販売の好調さにある。2012年第2四半期の世界新車販売台数は、58万2000台。前年同期比は20%増を達成する。地元の米国で20%増を記録するなど、売り上げを伸ばす。
クライスラーグループのセルジオ・マルキオンネ会長兼CEOは、「第2四半期の結果は、最高のクオリティと価値を備えた商品を顧客に届けている成果だ」とコメントしている。