アルパインは、8月よりカーオーディオの委託生産をブラジルで開始すると発表した。
近年、新車販売増加に伴い、ブラジルにおける市販カーエレクトロニクス市場は堅調に推移。同社はブラジル・アマゾナス州マナウス市においてカーオーディオを生産する。生産品目は、市販向けカーオーディオ、CDプレーヤー、iPod対応ヘッドユニット、USB対応ヘッドユニットなどで、年間数万台規模の生産となる予定。
今回の取り組みでは、長年にわたるカーエレクトロニクス製品の製造経験があり、流通にも独自のルートを持つ有力ブラジル企業と提携。新たなパートナーの生産設備を活用することで初期投資を抑制し、ボリュームゾーンに投入する市販カーオーディオを現地で生産。輸入関税軽減などコスト競争力の強化と製品ラインナップの充実をはかり、市場シェアの拡大を目指す。