横浜ゴムは、トラック・バス用リトレッドタイヤのラインアップに、環境特化型トラック・バス用タイヤシリーズ「ZEN」の氷雪上性能重視型スタッドレスタイヤ「ZEN 903ZW」を追加し8月から順次発売する。
リトレッドタイヤは使用済みタイヤのトレッド部分を新しいトレッドに張り替えて再利用するタイヤ。省資源や廃タイヤの削減など3R(Reduce:省資源、Reuse:資源循環、Recycle:資源再生)の観点から高い環境保全効果が期待できる。また、運輸・輸送業界では地球温暖化防止や燃料費の高止まりにより、環境経営のレベルアップとコスト削減が大きな課題となっており、リトレッドタイヤの需要が高まっている。
こうした背景を受けて同社は、リトレッドタイヤへの活用に最適なタイヤとしてケーシング(台タイヤ)の長寿命化を図った「ZEN」シリーズのリトレッド商品化を推進。新商品は、ロングライフ・省メンテナンス指向オールシーズンタイヤ「ZEN 701ZE」、低燃費指向オールシーズンタイヤ「ZEN 702ZE-i」、低燃費指向スタッドレスタイヤ「ZEN 902ZE」に続く4アイテム目となる。
発売サイズは11R22.5 14PRと11R22.5 16PR、275/70R22.5 148/145J、245/70R19.5 136/134Jの4サイズで価格はオープンプライス。
また同社は、トラック・バス用タイヤユーザー向けに、トータルパッケージプラン「エコ・メソッド」を展開。新品タイヤ「ZEN」とリトレッドタイヤの販売だけでなく、タイヤ空気圧モニタリングシステム「ハイテス」や定期的なタイヤ点検による最適なタイヤ運用の提案「TMS(タイヤ・マネージメント・システム)」、緊急なタイヤトラブル対応「YNS(ヨコハマタイヤ・ネット・サービス)」をパッケージにしたもので、ユーザーの環境対応、安全運行、およびコスト削減を商品とサービスでサポートする。