国土交通省関東運輸局は30日、6月1ヶ月間を強化月間として取り組んだ「不正改造車を排除する運動」および「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の実施結果をまとめ、発表した。
関東管内の運輸支局では、期間中、深夜・休日などの特別街頭検査2回を含む29回の街頭検査・指導を実施。1868台を検査した結果、113台に保安基準不適合箇所が確認され、このうち不正改造45台、整備不良7台に対して整備命令書を交付した。
主な不正改造車は、灯光色が不適切な灯火器12台、マフラー改造等による近隣排気騒音基準値超過12台、最低地上高不良が12台などとなっている。
また、運輸支局などの「不正改造車110番」窓口に寄せられた不正改造車に関する情報は125件で、このうち事実が確認できた87台に対して保安基準に適合させるようはがきで通知した。内容別では、マフラーの騒音が87件で突出して多かった。
一方、ディーゼルクリーン・キャンペーンでは、街頭検査時に108台の黒煙を測定したが、基準値を超える車両はなかった。