丸紅情報システム、シンベットと代理店契約…固体リチウムイオン蓄電池販売

自動車 ビジネス 企業動向

丸紅情報システムズは、固体リチウムイオン蓄電池の専門メーカーであるシンベットと国内の販売代理店契約を締結した。

まず小型の全固体リチウムイオン蓄電池「エネーチップ」の取扱いを開始した。

エネーチップはプリント基板に実装する超小型で充電可能な電池。固体の電解質を使った構造で、現在主流の液体の電解質を用いたリチウムイオン蓄電池と比べて熱に強く、高温の環境下でも破裂する危険性がない。

また、液体リチウムイオン蓄電池と比べ、温度変化による影響を受けにくいため、液体漏れなどの心配もない。ICチップ形状で、電子基板へ表面実装することも可能で、他の部品と同じ工程で取り付けができる上、蓄電池を取り付けるためのソケットなどの部品が不要となる。

エネーチップは、表面実装に対応した外装パッケージ製品のほか、昇圧回路と充放電制御回路を組み込んだ製品を提供する。また、それぞれの外装パッケージに収納していない製品も設定、高集積化や実装面積の削減などのニーズに応じて選択できる。

外装パッケージ製品の容量12μAhタイプで、1000個一括発注した場合の単価は144円(税抜)から。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集