【フェラーリ F12 ベルリネッタ 日本発表】新世代スポーツを体現したアーキテクチャー

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フェラーリ・F12 ベルリネッタ
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  • フェラーリ・F12 ベルリネッタ フェラーリS.p.Aプロダクト・マーケティングマネージャーのアンドレア・バッシ氏(右)とフェラーリ・ジャパンプレジデント&CEOのハーバート・アプロス氏(左)

フェラーリ『F12ベルリネッタ』は、『599』の後継車であるとともに、よりスポーティで新世代のスポーツカーであることが求められた。

そのデザインには大きく2つのミッションがあったとは、フェラーリS.p.Aプロダクト・マーケティングマネージャーのアンドレア・バッシさん。まずひとつは、「ファンクショナル(機能的)なエアロダイナミクスです。599と比較し空力性能の効率が2倍良くなっています。こういうことをデザイン的に追求することでした」。F12 は0.299というCd値に加え、599の約2倍となる空気力学的効率1.2を達成している。

そしてもうひとつは、「コンセプトとして、よりスポーティなクルマを追求していたので、それをどう実現するかということでした」。これは599の後継車であると同時に、差別化を図る、すなわち新世代のスポーツカーであるというということを打ち出したかったからだ。

バッシさんは、「ファントゥドライブと軽量化をするという、革新的なアーキテクチャーになっていますが、同様にデザインでも、大きな革新が必要でした」とし、「例えば、テールゲートの部分です。リアオーバーハングを短くする必要(スポーティさを強調すると同時にエアロダイナミクスのため)があったのですが、ラゲッジスペースへのアクセスはおろそかにしたくない。その結果、テールゲートを採用しました。これもアーキテクチャーがデザインに影響を与えたという面でもありますね」とし、新世代のスポーツカーが単にファントゥドライブだけではないことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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