警官の制止を無視して暴走の男、覚せい剤を使用

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26日午後1時40分ごろ、大阪府大阪市西成区内でワゴン車が路地を暴走。6人がはねられる事故が起きた。クルマは逃走したが、浪速区内でトラックと衝突して大破。警察は運転していた32歳の男を逮捕した。男は覚せい剤を使用していたとみられる。

大阪府警・浪速署によると、最初に事故が起きたのは大阪市西成区太子2丁目付近。駐車場に止まっていたワゴン車が急発進。周辺にいた6人を次々にはねた。このうち自転車に乗っていた1人が骨折などの重傷。5人が軽傷を負った。

クルマは細い路地を何周も走行。通報を受けて駆けつけた第一方面機動警ら隊の警官が制止しようとしたが、これを無視して走り続け、最終的には大阪市浪速区日本橋付近でトラックに衝突して停止した。クルマは大破したが、運転していた32歳の男にケガはなく、道路交通法違反(信号無視)容疑で逮捕している。

男は警官に対して土下座して謝ったり、言動がおかしなことから尿検査を実施したところ、覚せい剤成分を検出。ポケットからは注射器も発見された。警察では男が覚せい剤を使用した後に運転していたものとみて、事故発生の経緯などを詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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