三ツ星ベルトは25日、汎用機械用エンジン向けに「油中タイミングベルト」を開発したと発表した。
開発品は、従来のゴム製ベルトに比べ耐油・耐熱性を向上。今まで使用できなかったエンジンブロック内で、金属製チェーンの代替として使うことができる。チェーン駆動システムに不可欠なガイドも不要となり、エンジンの軽量化・低騒音化を実現するほか、伝達効率を高め、エネルギーロスを減らし燃費向上に貢献する。
また、油中タイミングベルトは、金属製チェーンと同じエンジンブロック内で使用でき、エンジン設計の大きな変更が不要。同社では、軽量化と燃費向上に役立つ駆動システムとして、汎用機用エンジンだけではなく、自動車用エンジンなどへも展開を図っていく。