津波で柵が流された用水路にクルマ転落

自動車 社会 社会

3日午前4時ごろ、宮城県岩沼市内の県道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱。道路と平行して流れる用水路に転落する事故が起きた。運転していた49歳の男性は自力で車外に脱出したとみられるが、収容先の病院で死亡している。

宮城県警・岩沼署によると、現場は岩沼市早股付近で片側1車線の直線区間。軽乗用車は斜行するように対向車線側へ逸脱。そのまま道路右側の用水路に転落したものとみられる。

通行人が用水路に沈んでいるクルマを発見して警察に通報。クルマの中に運転者の姿は無く、同署員や地元消防が捜索を行ったところ、約7m先で水面に浮かんでいる男性を発見。近くの病院へ収容したが、まもなく死亡が確認された。溺死とみられている。

用水路は幅約3mで、深さが約1m。以前は用水路側に転落防止用の鉄柵が設置されていたが、東日本大震災の津波被害で流出。以後は柵無しの状態となっていた。警察では事故の原因を詳しく調べている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース