ブリヂストンと味の素は31日、バイオマス由来の合成ゴムを共同開発したと発表した。バイオマスから発酵技術により製造される中間原料「発酵イソプレン」による合成ゴムの試作に成功した。
今回の合成ゴム開発には、世界最先端の発酵技術を持つ味の素がバイオマスから生成したイソプレンを使用。ブリヂストン独自の重合触媒技術を用いて重合に成功した。
合成ゴムは、天然ゴムの一部を置換することができるため、原材料多様化の手段として期待される。同社は今後、生成技術の進捗に併せてゴム物性の確認を進め、重合触媒技術をさらに高めることで、より高機能な合成ゴムの開発を目指す。