【フォード エクスプローラー エコブースト 試乗】アメ車の大食い感を払拭した…田畑修

試乗記 輸入車
フォード エクスプローラー XLT エコブースト
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低燃費と走行性能のバランスが取りやすい2リットル4気筒+ターボは今や各メーカーの主戦場となった観があるが、なかでもこのフォードのエコブースト・エンジンは最高出力、最大トルクともにスペックで優位に立つ。それを2tを超えるSUVに搭載してしまうところにも、フォードの自信が見て取れる。

フル加速時のフィーリングは3.5リットルV6とは異なるが、エンジンが吠え過ぎる感じもなく、日本の法定速度内ならストレスは感じない。FWDゆえに4WDシステムを持つV6車より100kg以上軽いのもいい方向に作用しているようだ。

オフロード走行を楽しんだり、雪道を走る機会の多い人には同じ443万円のV6+4WDの組み合わせを勧めるが(ただしエコブーストはXLTでも本革シートを標準装備)、高速道路をはじめオンロード走行がほとんどならエコブーストの軽快感は買いだろう。

高速道路の巡航ではエンジン回転もぐっと低くなり、アメリカンSUVにつきものだった大食い感を払拭した功績は大きい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

田畑修|フリーランスライター
1957年東京生まれ。1980年に日刊自動車新聞社に入社し、『輸入車ガイドブック』編集長などを歴任後、1998年からフリーランスに。古き良き時代のクルマ社会に関する記事や自動車産業の動向、参加型モータースポーツのレポートなどを手がける。

《田畑修》

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