公共施設にEVから電力を供給するシステム、日産などが導入

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日産自動車は、横須賀市、椿本興業、椿本チエインと共同で電気自動車(EV)『リーフ』の駆動用バッテリーから電力供給するシステム「LEAF to Home」を公共施設に導入する。

このシステムは、EVの充電と給電を双方向に行うための設備で、災害時の非常用電源や、電力不足時のピークシフトとしてEVの活用が可能となる。

まず、横須賀市内の追浜行政センターで、5月中にシステムを設置し、災害時の非常用電源としての運用を開始、さらに電力不足が懸念されている今夏にはピークシフトの活用を段階的に行う予定。

椿本興業と椿本チエインがシステムの構築と電力制御装置を提供、横須賀市がシステムを運用して、日産がシステム評価試験などで技術面から協力する。

横須賀市では、2010年度から実施している「EVタクシー導入モデル事業」の2年間の無償貸与を終えるEVタクシー10台について、今後の活用方法を検討するとともに、2012年度内に市内の各行政センター7か所にシステムを設置する。

日産などは、今回のシステム導入を通じて公共施設でのEVの活用方法を検討するとともに、将来的な可能性を一般にも周知していく。

《レスポンス編集部》

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