路肩の歩行者に衝突、検問で逮捕

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15日午後5時30分ごろ、広島県尾道市内の国道317号で、道路左側の路肩を歩いていた72歳の女性に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は重傷。クルマは逃走したが、警察は後に48歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

広島県警・因島署によると、現場は尾道市瀬戸田町付近で片側1車線の直線区間。72歳の女性は手押し車を押しながら道路左側の路肩を歩いていたが、後ろから進行してきた軽乗用車が衝突した。

女性は弾き飛ばされるようにして転倒。近くの病院へ収容されたが、腰の骨などを折る重傷を負った。クルマはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺での一斉検問を行った。

この結果、左側のドアミラーが破損した不審なクルマを発見。現場で採取した破片と破損部位が一致したことから、クルマを運転していた同市内に在住する48歳の男を自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「人にぶつかってしまい、怖くなって逃げた」などと供述。容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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