27日午前8時10分ごろ、福島県郡山市内の東北自動車道下り線で、走行中のトラックに別のトラックが追突するなど、3台が関係する多重衝突事故が起きた。この事故で最初に追突してきたトラックを運転していた男性が死亡している。
福島県警・高速隊によると、現場は郡山市大槻町付近で片側2車線の直線区間。第1車線を走行していたトラックが渋滞のために減速したところ、後ろから進行してきた別のトラックが追突。前方にいた乗用車1台も巻き込まれ、車両3台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で最初に追突してきたトラックは運転席部分が大破。運転していた神奈川県川崎市内に在住する31歳の男性が全身を強打してまもなく死亡。被追突側のトラックに乗っていた2人と、乗用車の運転者が打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。
現場では交通集中による渋滞が発生しつつあり、事故直前から現場前方の区間で50km/h規制が始まっていた。警察では緩やかな減速傾向に気づかず走行していたトラックが突っ込んだものとみている。