フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、本格的な普及が見込まれるアクティブ・セーフティ、また心拍数/心電図などのバイオメトリクス(生体情報)データのリアルタイム取得/発信を可能とする、新コンセプトのドライバ・アシスト・システムを、今年度中にレーシングカーに実装する計画を発表した。
同社は3月31日に開幕する「ポルシェカレラカップジャパン2012」のシリーズスポンサーとなるとともに、エントラントとして参戦。心拍数や心電図、身体各部骨格筋動作などのドライバモニタリングと、重力加速度やエンジン回転数などの車体モニタリングの実装確認試験を開始する。
確認試験では、ドライバ・アシスト・システムを実車に装着。時速285km以上の速度で走行するマシンから得られたHD画像をふくむ車両情報や生態情報を、LTE通信インフラを経由して、リアルタイムで転送するテストなどを行う。