インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は28日、内燃エンジンの停止と再スタート機能(ストップ・スタート・システム)向けの車載用バッテリ電源スイッチIC「AUIR3240S」のサンプル出荷を開始した。
新製品は、特に、クルマが止まったときにエンジンを停止させるストップ・スタート・システム向けに設計された高集積の昇圧コンバータ。同社では、クルマの燃費を最大15%削減できるとしている。
消費電流が50μA以下でオン抵抗(内部抵抗)を下げるため、並列接続した数個のMOSFETを駆動することができる。入力電圧範囲は4V~36Vと広く、出力は15V。さらに、出力電流の診断機能や熱センサー・インタフェースを備えている。
新製品は、車載部品の品質規格AEC-Q100に準拠。部材は鉛フリーで欧州の規制RoHS(特定物質の使用規制)に準拠している。
10万個購入時の単価は0.85米ドルからの予定。