17日午前5時30分ごろ、東京都千代田区内の都道で、道路に倒れこんでいた36歳の男性が、これに気づかず進行してきた乗用車にはねられる事故が起きた。男性は収容先の病院で死亡。警察はクルマを運転していた63歳の男を現行犯逮捕している。
警視庁・万世橋署によると、現場は千代田区外神田6丁目付近で片側2車線の直線区間。信号機や横断歩道は設置されていない。36歳の男性は車道に倒れており、これに気づいたトラックが手前で停車。運転者が救援のために降車しようとしたところ、隣車線から追い越した乗用車が男性をはねた。
クルマはそのまま逃走。トラック運転手は約60m先の交差点まで追いかけ、クルマを抑止した。男性は近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡が確認された。
警察は乗用車を運転していた埼玉県さいたま市内に在住する63歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。調べに対しては「何かを踏んだことはわかったが、人とは気づかなかった」などと供述しているようだ。
警察では男性が他車両にはねられた可能性も含め、事故発生の経緯を詳しく調べている。