トヨタ自動車の宮崎直樹常務役員(※)は、2012年春の賃金・一時金交渉で「組合員も管理職を含めた従業員も本当によくやってくれたという感謝の気持ち」から満額回答した述べた。
トヨタは今春闘で組合側の要求5.0か月プラス3万円について「単独の赤字業績が続く中で5か月は高い」と満額支給に後向きな発言を示していた。
ただ、東日本大震災やタイ洪水などでサプライチェーンが寸断した中、労使が一体となって生産レベルの挽回に取り組んできたことを評価、満額回答した。
宮崎常務役員は「今後も試練は続く。みんなの士気を高めて(この危機を)乗り越えていきたい」と述べた。
※=崎は旁の上が立。