【BMW 3シリーズ 新型発表】僅かなサイズ拡大は室内空間へ

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BMW 328i
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BMWが発売した新型『3シリーズ』のボディサイズは、従来モデルと比べ全長が85mm長くなり、4625mm×1800mm×1440mm(全長×全幅×全高)となった。ホイールベースも50mm伸ばされ2810mmとなっている。

85mm伸びた全長について、マーケティングディビジョンプロダクト・マネジメントプロダクト・マネジャーの岡田信之さんは「ホイールベースが50mm伸びました。それにより、リアシートの居住性が向上し、ニールームで15mm拡大しています。また、ヒップポイントとリアアクスルの距離も拡大したため、タイヤハウスの位置が後ろになり、後席の乗降性が向上しました」と室内空間への効果を語る。

さらに、「全長の残りの35mmのうち、リアオーバーハングが25mm拡大し、トランクルームの容量拡大に貢献しています」と話す。

また、「フロントオーバーハングは10mmしか伸びていませんので、相変わらずショートオーバーハングというスポーティなプロポーションとなっています」とし、「日本専用のドアハンドルを採用することで、全幅は従来通り1800mmに抑えました。立体駐車場等の駐車も問題はありません」と説明する。

そのボディの内側に入るパワーユニットはダウンサイジングが図られ、新世代の4気筒BMWツインパワーターボテクノロジーを採用したエンジンを搭載し、8速オートマチックトランスミッションを組み合わせた。また、エンジン・オート・スタート・ストップ機能や、ブレーキ・エネルギー回生システムを採用することで、環境性能とパフォーマンスを両立させた。

「効率と、パワーの向上を両立しており、結果的に180kw(245馬力)、トルクは350Nm、0-100km/hは6.1秒となりました。これらを従来の「325i」と比較すると、トルク、燃費は約30%アップ、最高出力も13%アップしており、BMWエフィシェントダイナミクスの理念をとてもよく具現化したモデルです」。

さらに、「燃費基準も平成22年度燃費基準を25%達成、27年度では15%達成しています。排出ガスも低排出ガスレベル75%低減レベルとなり、現在、そして、来年度以降のエコカー減税(現在最終調整中)、エコカー補助金の対象にもなります」と話した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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