シャープは、家庭用コンセントから直接充電や太陽電池モジュールからの充電に対応したバックアップ電源用システムモジュール「DU2P1B474Z」を開発、セットメーカーなどに販売すると発表した。
システムモジュールは、バックアップ電源の主要部品として制御ユニット、インターフェース・ユニット容量500Whの蓄電池で構成する。
制御ユニットは、電源の入出力や蓄電池の充放電を制御する。太陽電池モジュールからの充電に対応しているため、商用電源が使用できない非常時の充電に役立つ。インターフェース・ユニットはUSB出力端子を搭載しており、携帯電話やスマートフォンなどの充電が可能。蓄電池は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用し、鉛電池やコバルト酸リチウムイオンバッテリーなどに比べて、長寿命で安定性の高いバックアップ電源の製品化が可能となる。
システムモジュールは、独自のインバーター技術や高放熱技術により静音性が高いファンレス仕様のバックアップ電源が容易に設計できる。
サンプル価格は30万円。3月20日から月産1000台ペースで量産する計画。