ホンダ系サプライヤーのケーヒンは16日、タイの工場で1月16日から電子制御製品を除く四輪車用機構製品と空調製品の生産を本格的に再開したと発表した。
同社のタイ・アユタヤのロジャナ工業団地にあるケーヒンオートパーツ(タイランド)は洪水による浸水の直接被害を受けたが12月24日までに設備などの復旧工事が完了し、1月16日から電子制御製品を除いて本格的な生産を再開した。
浸水被害を受けてから同社ではグローバルな拠点で生産の補完を実施してきたが、本格的な生産再開で生産補完を終了する。
電子制御製品は、復旧が遅れており、3月初旬に本格的な生産再開となる予定。それまでは引き続きインドネシア、中国、日本で代替生産する。
一方、タイ工場の主な納入先であるホンダの四輪車の生産再開は4月以降となる見通し。